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6月19日は父の日です。

母の日はプレゼントをして、父の日はしないなんて事のないよう、父の日にも何かしたいですね。

さて、父の日にちなんでお話を書かかせて頂きます。

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妙法蓮華経 妙荘厳王本事品第二十七のお話です。

この一品では4人の家族の事が描かれています。

父・・・妙荘厳王(みょうしょうごんのう)

母・・・浄徳夫人(じょうとくぶにん)

子・・・浄蔵(じょうぞう)

子・・・浄眼(じょうげん)

お父さんは大変立派な国王です。

国王には子供が2人いまして、この子等は大変優秀で、七波羅密、四無量心を備えた仏道を求める修行者へと成長します。

子供達は立派に成長しますが、国位にはつかずに出家を申し出ます。

それも国王である父も一緒に出家を進めます。

母もそれに賛成して、父を説得するには、子に神変を見せなさいといいます。

子は、神力を使い、背中や足下から火や水を出し、空中に浮かんだりして見せます。

神変を見た父は、国位を弟に譲り共に出家をすると言ったお話です。

ここで説かれるのは、父が子供から大切な事を教わるということです。

私達は、知らず知らずのうちに上下関係、目上目下の関係を自ら作ってしまいがちです。

自分の心の内にある、下にみている人やなにかから教えを受ける事。

なにより家族の絆を描くのがこの一品です。

絆とは何でしょうか?

絆とは望んでも得られるものではありません。

多くの関わりの中で生まれる感謝の気持ちなのではないでしょうか?

ことに家族は特別ですよね。

私達はこの世に生を受け、親の世話なしでは生きていくことすら出来ません。

食べて寝る。こんな簡単な事すら両親なしでは出来ません。

食べさせてもらい、学校に行かせてもらい、自立し、社会に出て、やがては一人前になって行くのだと思います。

年月が経てば、親はどんどん年老いて行ってしまいます。

病気をしたり、足腰が弱ったり、物覚えが悪くなったりします。

そうなると、今度は子供が親の面倒を見る番がやってきます。

親は子供をいつまでも守ろうと、かわいがろうとします。

けれども順番にあの世に旅立つ日がやってきます。

私達はいろいろな立場を経験して人生を送って行きます。

小さな赤ん坊に教わる事があり、子供に教わる事があり、成長した子に、中年になった子に、年をとった子に教わる事があるでしょう。

仏様のおっしゃるには、目の前の現実に教えがあり、いつでもそれを教えと見ることが大切であると説かれています。

親と子という立場を超える事。親子以外のこともまた同じです。

絆を感じる為には、ものの有り難みを知る事です。

自分を知ること。自分を知る事は、周りを見る事です。

さて、父の日。皆様はどうお過ごしになりますか?

良い父の日を!(^^)/



↓法華経の写本の例。 東京国立博物館蔵(法隆寺献納宝物)平安時代
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yama




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