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今月の日蓮聖人のお言葉を紹介させて頂きます♪

『開目抄』/
文永9年(1272)51歳

鉄(くろがね)を熱(やく)にいたうきたわざればきず隠れてみえず

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日蓮聖人ご遺文


『開目抄』

流罪となった佐渡島の厳しい環境のなかで著されました。

自分自身を振り返り、見つめ直し、

苦難をどうとらえたらいいのかを学ぶことができ、

生きる力をもらえる書です。

文永9年(1272)51歳

=試練=

物事に一生懸命に取り組めば取り組むほど、

課題や障害がたくさん浮上して、前に進めなくなる時があります。

たとえば、何度も練りに練った企画書にダメ出しをされたり、苦情を受けたり…。

人生はうまくいかないことばかり。試練の連続です。

そんな時、まず心得ておきたいのは、「自分は完璧ではない」ということです。

必要以上に落ち込まず、ありのままに受け止めましょう。

原料から鉄を作る時は高温で熱します。

そうしないと不純物が取り出せず、良い鉄ができないのです。

これと同じように私たちも一生懸命物事に取り組むことで鍛えられ、

試練を乗り越えて味のある人間として成長していくことができるのです。

完璧な人などいません。逆にいえば、成長できる伸びしろがたくさんあるということなのです。

1歩1歩ゆっくり進んでいけばいいんです。





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