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明日、8月27日は日蓮聖人「松葉ヶ谷法難」(まつばがやつほうなん)の日です。

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松葉ヶ谷御小庵跡

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聖人の在世の時代は鎌倉時代です。

1260(文応元)年 8月 27日 日蓮聖人38才の日の出来事。

文応元年(1260)7月16日に鎌倉幕府の五代執権北条時頼へ『立正安国論』を提出しますが、その内容に激怒した為政者、批判を受けた浄土教信者である念仏者たちによって、草庵を夜間襲撃・焼き討ちされました。

この事件を、松葉ヶ谷法難(まつばがやつほうなん)と言います。

聖人は一生のうちに、4度の大きな法難にあいますが、この法難が最初となります。

立正安国論という書物は何が書かれているのでしょう?

私なりに簡単に説明させて頂きますと・・・

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当時、、地震・暴風雨・飢饉・疫病などの災害が相次いで起こっていました。
 
これら災害の原因が、人々が信じる間違った仏様の教えや考え方からなり、それを良しとする政府であるから、国民はますます苦しんでいるのであると諭されました。

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この様な内容であった為、政治犯とされてしまいます。

現代のような言論の自由は皆無の世の中で、異を唱えることの勇気は計り知れません。

聖人の文面からは、激しく猛々しい処も見受けられますが、その思いは正しい思想と政治であったのだと思います。

命がけで国を変えようとし、本当の仏様の教えを届けようとする熱意に溢れています。

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今回もお話を書かせて頂きます。

今回のテーマは『我慢』です。

現代の意味は、堪え忍ぶこと。こらえること。辛抱。といった意味です。

この言葉は仏教用語です。

仏教用語での我慢とは、自我の慢心という意味だそうです。

「慢心」とは、うぬぼれ。他を軽んじる。思い上がりの心。

自慢する気持ち。おごり高ぶる心を言います。

「我」は、我を張ること、自分の思うことを押し通す。固執することを言います。

現代の意味とは、かなり違いますね。

コロナ禍で、「我慢」することが多いと良く耳にします。

我を張らず、思い上がることなく、周りを思いやって困難を乗り切って参りましょう♪

どんな時も、私達の助けになるのは、仏様の教え(智慧)です。

明日は松葉ヶ谷法難の日。

日蓮聖人を想い、お題目をお唱えしましょう。



南無妙法蓮華経





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