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明日、2月15日は釈尊涅槃会(しゃくそんねはんえ)です。

紀元前486年2月15日、お釈迦様は亡くなりました。

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お釈迦様がお亡くなりになったのは80才の時。

涅槃図では、お釈迦様は娑羅双樹の下で、頭を北にして西を向き右脇を下にした姿で臥し、周囲に十大弟子を始め諸菩薩、天部や獣畜、虫類などまでが集まって、お釈迦様の死を悲しんでいる様子が描かれています。


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今回も小話を書かせて頂きますね。

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「立正安国論」 日蓮聖人 文永6年(1269年)執筆


~~~~~冒頭の原文~~~~~

旅客来りて嘆きて曰く、近年より近日に至るまで、天変・地夭・飢饉・疫癘(えきれい)遍く天下に満ち、広く地上に迸(はびこ)る。

牛馬巷に斃(たお)れ、骸骨路に充てり。

死を招くの輩(ともがら)既に大半に超え、之を悲しまざるの族(やから)敢(あえ)て一人も無し。


~~~現代語訳~~~

旅客が訪れて嘆いて語る。

数年前から近日に至るまで天変地異が天下の至るところで起き、飢饉や疫病が広く地上を覆っている。

牛馬は至るところで死んでおり、死骸や骨は道にあふれている。

すでに大半の人々が死を招き、これを悲しまない者は一人もない。


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当時、地震、暴風雨、飢饉、疫病などの災害が相次ぎました。

日蓮聖人はこの惨状を改善する為、立正安国論を鎌倉幕府の最高権力者である北条時頼に提出されました。

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相次ぐ自然災害と、まさに今直面している、新型コロナウイルス感染症の出来事は、日蓮聖人在世の頃と似ているのかもしれません。

急激な地球温暖化と、新型のウイルスは、私達人間が作り出した結果だと思います。

今という時代に生まれ、皆普通に生活をしていると思っていますが、地球温暖化を始め、民族紛争等々、様々な問題を抱えています。

日蓮聖人の立正安国論の教えとは、私達個人個人の、モノの考えたかを変える必要があるという事だと私は思っています。

さて、そうは言っても、このウイルスの問題は簡単には解決出来そうにありません。

個人が出来る事と言えば、手洗い、うがい、手指の消毒や、むやみに外出しない。マスク等。

皆様も「もうこれ以上出来ない。」ほど、対策をされている事でしょう。

行動を変える事と、考え方を変える事。

その二つが必要なのではないでしょうか?


~~~妙法蓮華経勧持品第十三~~~

濁劫悪世の中には 多くもろもろの恐怖あらん 悪鬼その身に入って 我れを罵詈毀辱(めりきにく)せん

我れら仏を敬信して まさに忍辱(にんにく)の鎧を着るべし

~~~現代語訳~~~

とても長い時間、濁った仏法の衰えた時代の中には 多くの諸々の恐怖があるでしょう

悪い鬼がその人の身体に入り込み 私達を酷くののしり侮辱するであろう

私達は仏様をうやまい、信頼して 侮辱や苦しみに耐え忍び心を動かさない鎧を着るであろう

~~~私の解釈訳~~~

いつの時代でも、悩みや苦しみ、多くの問題や課題があります。

自分勝手なものの考え方や、間違った考え、他人を思いやることのない考えから、人は他人を傷つけます。

私達は正しいものの考え方、よく話し合い、他人を思いやることによって、苦しい事、悲しい事、どうしようもない事

それらの困難も前向きに、皆共に最良の改善策を実行し、不平不満の無いよう、自分自身の意思によって

より良い未来を目指して行きます。

仏様の教えを実行する事によって、様々な困難の中においても、「教え」は鎧の様に、私達を守ってくれるでしょう。

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勧持品に「忍辱の鎧を着るべし」とあります。

耐えてガマンすることは苦しい事です。

けれども苦難の中に「教え」を見いだす事は出来ます。

私達の人生を振り返ってみましょう。

苦難から学んだ事。苦しい時期があって今がある事。そんか経験をお持ちかと思います。

苦しい最中に「教え」を見いだす事は大変難しい事だと私も思います。

けれども仏様は妙法蓮華経でお説きになっております。

苦難の中に「教え」はあると。

苦しみの中に「教え」は必ずあります。

現実をありのまま、自分の主義、主観、色メガネで見る事なく、曇りの無い眼をもって見ていく。

現実をありのまま、自分の都合で良い、悪いと判断せず、俯瞰して見ていく。

現実をありのまま、受け入れ、受け止める。

ありのままの現実の中に「教え」があると私は思います。

それが良い時は受け入れ易いのですが、その逆は受け入れ難いです。

「教え」とは自分を変え、周りを変え、世界を変えて行くものだと思っています。

困難の最中、教えは「鎧」となって、私達を守ってくれます。

嘆き、悲しみ、絶望、諦め、困難な時、私達を守ってくれるのが「教え」です。

仏像の後ろに、光背が差していますね。

仏様の偉大さを表現していますが、これは鎧でもあります。

闇が近寄って来れません。

素敵な人はいつだって輝いています。

私達も「教え」によって輝き、闇を照らして参りましょう。

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『元本の無明を切る、大利剣、生死の長夜を照らす大灯明。』※御祈祷加持肝文

※元本=根本的な、大本の

※無明=智慧がない迷いの状態

※大利剣=鋭い剣=智慧

※生死の長夜=生き死にを繰り返す迷いの尽きないこと=迷い

※大灯明=大いなる智慧

『心の迷いを断ち切るのは教えです。教えが暗闇を明るく照らします。』

教えは困難に直面する時「鎧」となって、私達を守ってくれます。

妙法蓮華経勧持品第十三

「我れら仏を敬信して まさに忍辱(にんにく)の鎧を着るべし」

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明日はお釈迦様がお亡くなりになった日です。

お釈迦様を思い、お題目をお唱え致しましょう。

最後まで、お読み頂き、誠にありがとうございました。




南無妙法蓮華経





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