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思い立ってよもやま話を書かせて頂きますね。

私達お坊さんは、数多くのお葬式に参列し、ご遺族と深く関わる事があります。

寿命を全うした様な方のお葬式が多いのは確かなのですが、そうで無いお葬式もあります。

「声をかける言葉が見つからない」事もあります。

辛い「死」に直面しても、そこには「教え」があるはずだと信じています。

今回は、お経文では無く、宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」の一説をご紹介させて頂きますね。

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~~~~~以下引用~~~~~

なにがしあわせかわからないです。

ほんとうにどんなつらいことでも、それがただしいみちを進む中でのできごとなら、峠の上り下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから。

~~~~~

登場人物の一人、灯台守の言葉です。

当時の宮澤賢治(26才)は、最愛の妹トシ(24才)を亡くし悲しみと絶望の中にいました。

この作品は妹の病死以後の執筆だとされています。

幸福とは何か?

いつ幸福になるのか?

「リア充!」と言う昨今、刹那的な喜びを求めているような現代には無い言葉です。

「今が幸せ」というのは、もちろん良い事だと思います。

ですが、「今が一番辛い」時、どうすれば良いのでしょうか?

「ただしいみち」にどうやって進んで行けば良いのでしょうか?

「一あしずつ」の歩みをどうやって歩けば良いのでしょうか?

私は、お釈迦様の「教え」を得ることと信じています。

「教え」とは自分を、自分の心を変えていくもの。

前向きな考えで、心が成長していくものだと思っています。

ほんの少しでも「教え」を得る事が出来ますよう努めて行きたいと思っています。

「今が一番辛い」方、悲しみ絶望の淵から、「一あし」を踏み出して下さい。

人生には続きがあります。



南無妙法蓮華経






yama










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